詩317「言葉を紡ぐとき」

詩317「言葉を紡ぐとき」

初めて詩を書いたのは

退屈な授業中

黒板の文字よりも

大切な想いが溢れていた

それは 幼い

落書きのような言葉達

手書きで書いていた頃

ルーズリーフ 1枚

行間を空けた長さの物語

それが自分のスタイルになった

書き始めの頃は

自分の想いばかりを

独りよがり

押し付け

気づけずに書いていた

ちゃんと詩を綴れるようになったのは

自分が主人公ではなく

大切な誰かを

想い描くようになれたから

何でも書けば良いという

訳ではないはずだから

文字にしたら

ずっと 残り続けるのだから

伝えたい誰かに綴っているのなら

その人の心に寄り添って

その人の想いを感じて

言葉を紡いでいたい

時には日記のように

時には恋文のように

本当に伝えたいこと

美しい言葉で残せたら

同じ情景が浮かぶような

心に波紋が広がるような

そんな言葉を紡いでいけたら

大切にしている想いが

誰かに届くように...