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新たな絵・騎士04

画家である主人公は、お金を稼ぐために、

肖像画を描く仕事をしていました。

しかし、どうも、その仕事に、不満を感じていたようです。

妻から別れ話をされて、一人旅に出たとき、

主人公は、肖像画の仕事も、放棄してしまいます。

そして、

小田原では、絵画教室の講師をして、小銭を稼いでいます。

そんな主人公に、谷を挟んだ向かい側に住むお隣さんの男が、

肖像画を描いてくれるように依頼してきます。

高額の報酬に目が眩んだのか、

その仕事を引き受けるのですが、

最初は、なかなか仕事が進みません。

しかし、

鈴の音を聞き、

塚を発掘したことを通して、

小説家の新たな作画のスタイルが構築されていき、

谷を挟んだお隣さんの肖像画は、

全く新たなスタイルで完成するのです。

塚の発掘という、よせばいいのに的行為が、

主人公の意識の何らかの扉を開いたのでしょう。

そして、主人公は、新たな絵を描きはじめます。

誰のためにでもない、自分から描きたいと思った対象を、

自分のスタイルで描いてみる。

そんな衝動を感じて描いていくのです。

 そんな時、

再び、あの鈴の音が聞こえてきたのです。

真夜中に、鮮明に大きく、誰かが鈴を鳴らしているのでした。

 遂に、何かが顕れる!

 騎士団長殺し・第一部20章まで、

読み終わりました。

後、三分の一で、第一部が終わります。

さて、どうなることやら、

塚の発掘が、

現実から非現実への入り口。

現実から、真実への入り口。

そんな流れで、物語は進んでいくようです。