真実を乗り越えて39増えるもの

数月後。

関西弁を操る謎の女が現れてから、

徐に揉め事が増えていった。

ギーモーたちラッパッパも毎日のように

集まるようになったが、

揉め事潰しが主な役割のエレガントは

常に動きっぱなしとなり、

流石に疲労が隠せない。

ラッパッパ部室。

エレガント)ふぅ。

フール)エレガントお疲れさん。

ギーモー)最近、オーバーワーク気味じゃねぇか?

少しは休め、エレガント。

お前だけがやるべきことじゃねぇよ。

エレガント)大丈夫です。

マジ女の秩序を守るのは私たちラッパッパの役目。

歴代ラッパッパでも珍しい1年のラッパッパである私が、何もしないわけにはいきません。

シアター)そうは言ってもだな

スマイル)最近、喧嘩とか増えましたよね。

マジ女同士、矢場久根同士は勿論のこと、マジ女と矢場久根だったり他の学校が絡んできたり。

学校vs学校になるような喧嘩でないことが、不幸中の幸いなのかなんなのか

今までなかった状況に困惑気味の四天王。

しかし、

ギーモーとシアターは冷静だ。

フール)しっかし、こうも状況がガラッと変わると感覚が変になっちまう。

ギーモー)

フール)ギーモー、どうかしたのか?

ギーモー)いや、何もねぇ。

何もねぇわけじゃねぇ。

あの時

謎の女が去った後。

シアター)ワクワクするよりも、一体あの女は何なんだ?

気味が悪い。

ギーモー)ラッパッパの強さを見せるときが来る、か

シアター)ギーモー?

ギーモー)アイツ、ラッパッパの強さを見せるときが来るとか言ってただろ?

ってことは、何かしら喧嘩や事件が起こるって予告してるんじゃねぇかって思うんだよ。

今のマジ女は平和ボケしている。

その隙を、誰かが狙ってくる可能性がある。

シアター)たしかにそうだな。

まぁ、流石に矢場久根との大戦争みたいなことにはならねぇだろ。

あれは極端に言えば、殺し合いって言ってもおかしくないぐらい、大荒れだったしな。

想定出来る状況を整理しようとする

ギーモーとシアター。

大戦争のような惨劇だけは、

繰り返すわけにはいかない。

ギーモー)あれは現実に起こってることとは思えねぇぐらいだったな。

今考えても、矢場久根や他の学校のやり方はあり得なかった。

シアター)なんであんなやり方を?

ギーモー)さぁな。

つか、そんなこと大して重要じゃねぇよ。

こっちは向かってきたやつは返り討ちにするだけだ。

ギーモー)あの女の言うとおりになるなら、大戦争みたいなことが起こりかねない。

マジ女のトップとして、あんなことは二度と起こしちゃならねぇ。

だからと言って、無理矢理力で抑え込むんじゃ大戦争の二の舞。

一体どうしたら

フール)ー、モー、ギーモー!

ギーモー)!

どうした?

フール)どうしたも何も、黙っちまってどうしたんだ?

やっぱなんかあるのか?

ギーモー)いや、何もねぇ。

心配かけて悪い。

フール)お、おう。

シアター)ギーモーは最悪の事態を想定してやがる。

だが、それを防ぐのは私たちの役目。

部長のギーモーばかりに、重圧を掛けるわけにはいかねぇ。